M&Aを依頼するならどの仲介会社がおすすめ?仲介会社を利用するメリット・選び方も紹介

事業の売却や承継などのM&Aを進めるに当たって、専門の仲介会社に依頼するという選択肢があります。なぜ仲介会社を利用するのか、また、どのように選ぶことができるのかについて見ていきましょう。代表的な7つの仲介会社の特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

M&Aは仲介会社に依頼すべき?

M&Aは、企業対企業で手続きを進めていくことはできます。しかし、次のような問題が起こる可能性があり、後悔する結果になることも少なくありません。

  • 売却側の財務状況や法務状況を理解せずに買収した
  • 価格設定が適切でなく、不公平感のある取引になった
  • 売却先が見つからない

 

M&A仲介会社を利用すれば、専門家の視点で事業売却を進めてくれます。また、売却先を探してくれるため、相手企業が決まっていないときでもM&Aが可能です。スムーズにM&Aを進めていくためにも、仲介会社を利用することを検討してみましょう。

 

M&A仲介会社を選ぶ3つのポイント

M&A仲介会社に依頼することで、売却先を見つけることから価格設定、契約締結までをワンストップで進めていくことができます。しかしM&A仲介会社は多く、どの会社に依頼して良いのか迷うこともあるかもしれません。

どのM&A仲介会社を選ぶか悩んだときは、次の3つのポイントに注目して絞り込んでいきましょう。

  1. 利用しやすい手数料
  2. 相談しやすく誠実な担当者
  3. いくつか比較する

1.利用しやすい手数料

M&Aでは企業や事業の売買を行うため取り扱う金額が大きく、それに比例して手数料も高くなりがちです。少しでもM&Aにかかるコストを抑えるためにも、利用しやすい手数料の仲介会社を選びましょう。

一般的にM&Aの手数料は、契約が締結したときに発生する「成功報酬」や最初に支払う「着手金」、基本合意時に成功報酬の一部を先払いする「中間金」、M&Aに関わる調査や交渉をしてもらうときに発生する「リテーナーフィー」などがあります。成功報酬に関しては料率が定められてるケースが多いですが、最低報酬もあり、仲介会社により大きく異なります。また、着手金や中間金を無料にしている仲介会社もあるので、事前にチェックしておきましょう。

2.相談しやすく誠実な担当者

M&Aを進めるにあたって、担当者と何度も話し合うことになります。そのため、担当者が話しづらい場合は気持ちよくM&Aを進めていくことが難しくなるでしょう。相談しやすく、また誠実な態度で対応する担当者かどうかもチェックする必要があります。

なお「仲介会社は気に入っているけれども担当者が合わない」というときは、仲介会社に担当者を変更して欲しいと申し入れてみましょう。M&Aは早くとも数ヶ月はかかるので、納得できる環境で進めていくことが大切です。

3.いくつか比較する

M&A仲介会社の良さや特徴は、いくつか比較することでより鮮明になります。例えば「着手金が10万円」と聞いて「割安だ」と思っても、別の会社では着手金不要でM&A案件を引き受けているかもしれません。着手金は割安でも、そのほかの費用が高くトータルで見れば高額な手数料が発生する仕組みになっていることもあります。

また、手数料以外も比較してください。M&Aの実績が多くても、企業規模が合わないのでは適した仲介会社とはいえない可能性があります。自社の規模や希望するM&Aの方法などについても比較し、自社に適した仲介会社を選びましょう。

 

M&A仲介会社7社を紹介

どの仲介会社を選ぶかによって、M&Aの成功が左右されます。無料相談を実施しているかだけでなく、相談方法として利用できる方法もさまざまです。

 

また、着手金やリテーナーフィー、中間金などはどの程度かによってM&Aにかかるコストが大きく変わるので事前に確認しておきましょう。取り扱う範囲も仲介会社ごとに異なるので、併せて紹介します。

 

1.事業承継通信社

事業承継通信社は、その名の通り、親族内承継や従業員承継などの事業承継から、事業売却、会社売却まで幅広く手掛けるM&A仲介会社です。中小企業のM&Aに特化しており、着手金だけでなく、中間金やリテーナーフィー(月額報酬)、相談料も無料と、負担の少ないM&Aを実施しています。売却先の紹介から契約締結までトータルで任せることができるのも事業承継通信社の特徴といえるでしょう。

無料相談対応。電話と専用フォームを利用可能
着手金無料
取り扱う範囲事業売却、会社売却、事業承継など
URLhttps://shoukeinews.jp/

 

2.日本M&Aセンター

日本M&Aセンターは、中小企業から上場企業まで、さまざまな事業規模のM&Aをサポートする仲介会社です。30年を超える歴史と6,500件を超える累計実績を基に、経営者だけでなく従業員や取引先などの関係者すべての幸せにつながるM&Aを目指しています。

無料相談対応。電話と専用フォーム、Web面談を利用可能
着手金有料(譲渡企業の資産規模によって異なる)
取り扱う範囲事業売却、会社売却、事業継承など
URLhttps://www.nihon-ma.co.jp/

 

3.M&A総合研究所

M&A総合研究所は、独自のAIマッチングサービスを活用して、スピーディにM&Aを進めていく仲介会社です。売り手側はM&Aが成立するまで一切料金がかからない(着手金、中間金、リテーナーフィー不要)ため、負担の少ないM&Aの実現を目指せます。

無料相談対応。電話と専用フォーム
着手金無料
取り扱う範囲事業売却、会社売却、事業承継など
URLhttps://masouken.com/

 

4.インテグループ

インテグループは完全成功報酬型のM&A仲介会社で、着手金や中間金不要でM&Aを進めていくことが可能です。中小企業のM&Aに特化しており、売却先の紹介から契約締結までをスピーディに実現します。

無料相談対応。電話と専用フォーム
着手金無料
取り扱う範囲事業売却、会社売却、事業承継など
URLhttps://www.integroup.jp/

 

5.M&Aキャピタルパートナーズ

M&Aキャピタルパートナーズは、事業や会社の譲渡に対してアドバイザリーサービスを提供する会社です。相談から基本合意まで費用がかからず、基本合意の時点で成功報酬の10%、契約締結時に残りの90%を支払います。

無料相談対応。電話と専用フォーム
着手金無料
取り扱う範囲事業売却、会社売却、事業承継など
URLhttps://www.ma-cp.com/

 

6.ストライク

ストライクは、企業側が抱える後継者不在から事業拡大、事業再生などのさまざまな課題にM&Aを通して解決を見出す仲介会社です。売却側は着手金やリテーナーフィー不要で利用でき、基本合意時に資産規模に合わせて100万円~300万円の手数料と、契約締結時に成功報酬を支払います。

無料相談対応。電話と専用フォーム
着手金売却側は無料
取り扱う範囲事業売却、会社売却、事業承継など
URLhttps://www.strike.co.jp/

 

7.M&Aコンサルティング

M&Aコンサルティングは会計事務所(株式会社スパイラル・アンド・カンパニー)のグループ企業で、会社の成長に寄り添ったM&Aをサポートする仲介会社です。相談からM&A成立まで売却側企業には一切手数料が発生しない料金体系で、負担の少ないM&Aを実現します。

無料相談対応。電話と専用フォーム、Web面談を利用可能
着手金売却側は無料
取り扱う範囲事業売却、会社売却、事業承継など
URLhttps://mmac.cc/

 

ぜひ無料相談をご利用ください

M&Aを実施することで、後継者不在などの問題解決や経営効率の改善などを図れることがあります。相談から着手金、リテーナーフィーなどを必要としない仲介会社もあるので、まずは相談してみましょう。

弊社でも無料相談を実施しております。お客さまの状況を調査しご希望に沿う形のM&Aをご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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