帝国データバンクが「全国企業倒産集計 2021年報」を発表|2021年の倒産件数が激減・半世紀ぶりの歴史的低水準に
株式会社帝国データバンクが、2021年の倒産情報をまとめた「全国企業倒産集計 2021年報」を発表した(2022年1月13日)。
公表資料:帝国データバンク 全国企業倒産集計 2021 年報
データ集計期間:2020年1月1日~12月31日 集計対象:負債1000万円以上の法的整理
主なトピックス
- 2021年の企業倒産件数は6015件(前年7809件・前年比23.0%減)と、2000年以降で最少を記録。1966年(5919件)以来、半世紀ぶりの歴史的低水準に。
- 負債総額は、1兆1633億900万円(前年1兆1810億5600 万円)と前年比1.5%減。
- 負債額別の倒産件数を見ると、負債5000万円未満の件数は3,665件(前年4,925件)と前年比25.6%減、構成比は63.1%→60.9%と2ポイント減。一方、負債50億円以上の件数は30件(前年19件)と増加に転じた。
- 倒産要因としては「後継者難倒産」が466 件と、前年比3.1%増を記録。2013年の集計開始から過去最多を記録した。「人手不足倒産」は 104 件で前年比30.7%減だった。
- 業種別の倒産件数では、7業種中「運輸・通信業」のみ3.8%増、小売業、サービス業などその他6業種では全て前年を下回った。